こんにちは。フリーランス日本語教師のRinです!
2024年が明けましたね。
今回の値上げは「前から考えていた」というわけではなく、12月中旬くらいに「えいやっ!」と、勢いで値上げを決めました。新年1月からというのもキリがいいですしね。
2回目に値上げをしたときの記事では、学習者への告知などについても詳しく書いているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。
ちなみに前回の値上げは2023年4月なので、今回は1年経たずに値上げをしたことになります。
この記事では私が値上げを決めた理由や、金額について書いているよ!
今回値上げをした理由
値上げをする時には人それぞれ様々な理由があると思いますが、今回どうして私が値上げをしたのか、いくつか理由を書いてみますね。
その1:レッスン枠がすぐに埋まるようになった
これだけを見ると「枠が埋まるならいいじゃん!」と思うかもしれませんが、私の場合は一人で週に3〜7レッスンを予約する、という生徒さんが多く、他の生徒さんの予約が取れなかったり新しい生徒を募集できなかったりしていました。
また週に複数回レッスンをする生徒さんが旅行などで長期的にレッスンを休むことになると、ごっそりレッスン数が減ってしまい収入にも大きく響くという問題もあります。
「どうにかならないもんかなぁ」と考えたところ、その生徒さん達にとって私のレッスン料が安いというのも理由の一つかなと思いました。
値上げによって週4→週3に減ったり、週3→週2に減れば、新規生徒さんも募集できるし、収入も安定しますよね。
その2:学習者の国での相場を考えた
わたしが現在教えている生徒さんの国籍で一番多いのはアメリカです。
アメリカ以外では、主にヨーロッパや韓国の生徒さんです。
アメリカ人やヨーロッパの人が英語を教える際のレッスン料や、韓国人が韓国語を教える際のレッスン料をitalkiで検索して調べてみると、平均して日本語レッスンより高いのがわかります。特に欧米での語学教師の待遇は日本よりかなり高いです。
そのような国に住んでいる生徒さんなら、日本語レッスンの金額を欧米基準に合わせたとしても「高い!」と思う人は少ないはずです。
現に、私が今まで値上げの告知をした時には「値上げは当然のことです」と肯定してくれた生徒さんも何人もいました。値上げを理由にレッスンを辞めた生徒さんは1人もいません。
日本人教師の中の基準だけで考えるよりも、様々な国(特に欧米)の語学教師のレッスン料を調査してみると、いかに日本語のレッスン料が安いのかがわかります。
その3:経験値が上がって教えるスキルもUPした
これは値上げに踏み切る時に毎回考えることです。
前回値上げしてからレッスン数が伸び、生徒数も増え、また教え方にも工夫したりして質のいいレッスンができている自信があったからこそ、値上げをしました。
私の考えでは、たとえ1年教えたとしても自分のレッスンに自信が持てない場合は値上げをするべきではありません。その状態で値上げをしたら、生徒さんは納得してくれないかもしれません。
「申し訳ありませんが値上げします」というように謝りながら値上げをするのではなく、「こんなにいいレッスンができているので、値上げします!」と胸を張って言いたいですよね。
値上げをした金額
今回は文法レッスン45分は2ドル値上げ、60分は3ドル値上げしました。
45分と60分で値上げ額に差をつけた理由は、単順に60分レッスンの方が負担が大きいからです。45分レッスンの場合は、連続してレッスンがあっても15分の休憩時間がありますが、60分レッスンの場合はそのあと連続してレッスンが入らないように30分間レッスン枠をcloseして調整したりしています。
わたし的に45分レッスンの方が都合がいいので、金額で差をつけてコントロールします。
ちなみに、気になる金額ですが、今回の値上げで1時間あたりのレッスン料が3,000円を超えました!italkiのシステム手数料を抜いても、です。←ここ重要!
円安ということもあるけど、それでも嬉しい!
やっぱり値上げをすることにより教師のモチベーションも上がって、より良いレッスンを提供したいという気持ちにもなるし、いいこと尽くしです。
まとめ
私の感覚では日本語教師はとても謙虚な方が多く、「生徒さんの為に金額は上げない」という人も多くいらっしゃると思います。もちろん学習者によっては、値上げによってレッスンを継続するのが難しいという人もいるかもしれませんが、もしそうでないのであれば値上げを考えてみてもいいのではないでしょうか。
- レッスン枠がすぐに埋まるようになった
- 学習者の国での相場を考えた
- 経験値が上がった
今回も値上げを告知した際、みなさん納得して受け入れてくれました。
値上げを迷っている先生の参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました♡