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【italki】1年近く教えていた生徒さんからのレッスンリクエストを拒否した話

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こんにちは!
オンライン日本語教師のRinです。

タイトルにある通り、今日はレッスンリクエストの拒否について書きたいと思います。

私が使っている語学プラットフォームのitalkiでは、生徒からレッスンリクエストが入ると、教師側が「承認」または「拒否」ができるシステムになっています。

『来るもの拒まず』の先生ももちろんいらっしゃると思いますが、私は「教師側にも生徒を選ぶ権利がある」と思う派です。

明らかに授業へのやる気がなく授業態度が悪い。どうしたらいいんだろう。

授業するのが苦痛でしかない!!

と悩んでいる先生たちに、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

itakiの「リクエスト拒否」のシステムについて

冒頭でも触れましたが、italkiで生徒からレッスンリクエストが入ると基本的には教師側で何らかのアクションが必要になります。そのアクションというのが「承認」「拒否」です。レッスンリクエストの画面にこの2つのボタンが現れるので、どちらかをクリックするだけです。

拒否をするとペナルティはあるの?

教師側がリクエストを拒否しても、ペナルティは何もありません
出席率や返答率が下がったり、italki運営側から何か言われたりなど、そのようなことは何もないので安心してください。

拒否をしないで、リクエストをそのまま放置する方がマズイです。

生徒さんからレッスンリクエストが来てから、教師は3日以内に何らかのアクションをとらなければなりません。承認も拒否もせずに3日が経ってしまうと、その時には教師側にペナルティがあるので注意してくださいね。

例えば、生徒の授業態度云々ではなく、自分が教えているレッスンのレベルに合わない生徒さんからリクエストが来た場合や、明らかに怪しい人(出会い目的など)からリクエストが来た場合などは、丁重にお断りのメッセージを送って拒否をしましょう。

私がリクエスト拒否をするに至った経緯

先ほど書いた「自分が教えているレベルと合っていない」「明らかに怪しい」などの理由があった場合は、レッスンをお断りするのが賢明だと思いますが、今回私がレッスンを拒否した生徒さんは私のレッスンを1年近くも続けていました。

「初めまして」の生徒さんのリクエストをお断りするのとは違い、長くレッスンを続けていたら情が出てなかなかレッスンを拒否できない、という状態になってしまい、ずるずるとレッスンを続けてしまいました。もっと早い段階で判断して生徒さんにお伝えしていれば、ととても反省しました。

Rin

はっきり正直に言ってあげるのも生徒さんの為だよね。

日本への興味もなくやる気も皆無

ちょっと驚くような見出しですが、日本語学習者にはさまざまなバックグラウンドがある人がいますから、みんながみんな、日本に興味があるわけではないですよね。生活や仕事のためにやむを得ず勉強しなければならない人もいます。それは私も理解しています。

今回の生徒さんは、いわば「親のエゴ」によって「習わされている」状態でした。親が日本語が上手で日本が好きなので、子どもにも習わせたい!と意気込んでいるが、子どもがついて来ていない。そんな感じでした。

それでも、毎週レッスンを受けてくれているので、日本が嫌いなわけではないのだろう、きっと少しのきっかけでもっと興味を持ってくれるはず、と信じレッスンをしていましたが、一生懸命話を振っても質問しても一言しか返してくれず、笑ってすらくれず、もう私の心はボキボキに折れていました(笑)

そのうちカメラを消すようになってしまった

そうこうしているうちに、なんと!レッスン中にzoomのカメラをオフするようになってしまったのです。「顔が見たいのでカメラはオンにしてくださいね〜」と言うと、その時は付けてくれますが、次の週になるとまた同じ繰り返しに。

この時ばかりはさすがに親御さんに連絡をして「カメラは付けてください」と注意しました。

その後はカメラを勝手に消してしまうことはなくなりましたが、顔の上半分しか映らない角度にしてしまうので、「口元まで見せてくださいね〜」とレッスンをする度に何度も注意しました。

Rin

授業中カメラオフでもOKな先生はいらっしゃるのだろうか・・・??

私はやっぱり顔全体を見て、発音をチェックしたり表情から理解度を確認したいので、カメラはとても重要です。

やっぱり無理だ!と決断

全然笑顔を見せない生徒さんだったので、なんとか笑ってもらおうと冗談を言ったりもしましたが、スベり倒しで惨敗でした。

私は心が折れまくっていたので、本当にこのレッスンが苦痛で苦痛で、私自身もだんだんとレッスン中の笑顔が減っていっていたと思います。これはお互いの為に良くないし、ましてや生徒さんはお金を払ってレッスンを受けてくれているのに、このままでは申し訳ないと思い、「これ以上はレッスンができない」旨を正直に話すことにしました。

どんなメッセージを送った?

リクエスト拒否をするにあたって、これ以上レッスンができない理由を書いて親御さん宛にメッセージをしました。すべての理由をなるべく細かく書いたので、かなりの長文になってしまいましたが、少しても誠意が伝わればと思い、長文のまま送りました。

メッセージの内容に関して、私が重視したのはこの2点。

  1. 生徒さんの学習意欲を削がないようにする
  2. 親御さんの怒りをかってトラブルにならないようにする

これらを重視しながら、送ったメッセージの内容はこのような感じです。

・今まで習った文法はしっかり頭に入っている
・習得も早いし、記憶力もある
・ただ、
私の力不足でお子さんの興味を最大限引き出すことができなかった
・今後はもっと合う先生を探した方が伸びると思う
・もしカメラが苦手なら、そこを配慮してくれる先生を探すのも方法の1つ

「私の力不足で申し訳ありません」ということを強調しました。

ちなみに返信は来ませんでした。
特に揉め事にならずに終了して一安心でしたが、今後はもっと早い段階で判断するべきだと学びました。

Rin

いい経験になった・・・!!

まとめ:italkiのレッスンリクエスト拒否について

  1. レッスンリクエストが来たら教師側は3日以内に何らかのアクションが必要
  2. もし「拒否」を選択しても教師側にペナルティはない
  3. 違和感や苦痛を感じながらレッスンを続けるぐらいなら、正直に伝えるべし!
  4. 教師にも生徒を選ぶ権利がある!

私の経験談をもとに書きましたが、同じように悩んでいる先生たちの助けになれたらいいな。どうせレッスンするなら楽しくしたいですしね!

Rin

最後まで読んでいただきありがとうございました♡

ABOUT ME
Rin
日本語教師養成講座420h修了。ワーホリで韓国に1年間滞在。帰国後、航空会社に勤務するも2020年コロナによる失業を経験。失業を機に夢だった日本語教師になることを決意。未経験から個人事業主になり完全フリーランスとして日本語を教えています。1年目でトータル1000レッスン達成。フリーランス日本語教師を目指している人に向けての有益な情報や、フリーランスの働き方について発信しています。