オンライン授業 PR

【italki】オンライン日本語教師に英語力は必要?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

度々目にするこの議論。
私が通っていたヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座では「直接法」での教授方法を勉強していました。当時の私の見解は「日本語教師は日本語で日本語を教えるから、外国語は必要ない!」でした。

友達に「日本語教師なら英語ペラペラなんだね!」と言われたときも「でも、日本語で日本語を教えるから、英語はできなくてもいいんだよ」と答えていました。

学校によっては、媒介語を禁止にしている学校もあり、日本語しか話せない環境を作っているところもあるようです。

ではitalkiで教える場合はどうでしょうか。
あくまで私の経験上の話ですが、これからitalkiで日本語教師になろうとしている先生たちの参考になればと思います。

日本語教師はどうやって日本語を教えるのか

日本語で日本語を教える「直接法」

「直接法」はその名の通り日本語のみを使って日本語を「直接」教える方法です。全くのゼロ初級者に対しても日本語のみで説明をするので、英語力はあまり関係ありません。

でも、日本語が全くの初心者に対して、日本語だけでどうやって教えるの?と思いますよね。文字がまだわからない学習者に対しては、イラストやジェスチャーを多く使います。

直接法の授業で大活躍するのが絵カード文字カードです。
例えば、「食べる」「飲む」「行く」などの動作のイラストを提示しながら、その動詞を文字で表し一緒に発音します。その動詞に付随する名詞、例えば「りんご」「コーヒー」「学校」などのイラストと共に文字の提示や発音をして、少しずつ文を繋げて覚えさせるのです。

直接方の場合は、この教材を作ることが結構大変で、慣れないうちは授業準備に時間がかかります。

媒介語で日本語を教える「間接法」

「間接法」とは、日本語以外の媒介語を使って間接的に日本語を教える方法です。日本語が全くわからないゼロ初級者に対して、媒介語を使って詳しく説明しながら教えることができるので、学習者もストレスがありませんね。

ただ、かなりの語学力が必要になるはず・・・!!

英語はできなくてもいいが、できるにこしたことはない

「英語ができなければ日本語教師になれない!」ということはありません。英語ができない日本語教師もたくさんいますし、教える時に英語を使わずに直接法で教えている教師もたくさんいます。

では、英語が話せるとどんなメリットがあるのか、ご紹介します。

ゼロ初級者に対しスムーズに説明ができる

日本語が全くわからない学習者に対して直接法で教えようとすると、文字・イラスト・ジェスチャーなどを駆使して、何度も繰り返しながら時間をかけて日本語の意味を理解してもらいます。

その際に、なかなか理解してもらえなかったり、学習者が授業についていけなくて挫折してしまう・・・ということもあるかもしれません。

でも、英語で説明をしながら教えられれば、学習者の理解スピードも早くなるし、媒介語を使うことによって学習者がどこでつまづいているのか何が理解できないのかなどを明確に知ることができます。

学習者の精神的な安心感

日本語を勉強している学習者にとって「わからないことがあったら英語で質問ができる」という安心感は大きいと思います。

「授業中は絶対日本語だけ!!」というスパルタのスタイルも私は好きですが、それをストレスに感じてしまう学習者も少なからずいるでしょう。

普段の授業は日本語で進めていたとしても、いざとなったら英語で質問もできる「英語ができる日本語教師」というのを、あえて選んでいる学習者もいます。

トラブル発生時に英語で連絡が取れる

私は現在italkiで日本語を教えていますが、授業は日本語だけで進められたとしても、授業時間外の連絡事項では英語が必要になってきます。

例えば、学習者に急用ができたり具合が悪くてレッスンを休みたい、という連絡が英語で来ることもあり、それに対しては英語で返信します。逆のパターンも同じで、私の方に何らかの事情がありレッスン時間の変更をお願いする際にも、英語で連絡しています。

このような連絡事項をすべて日本語で行うのは、初級の学習者にとっては酷ですよね。レッスンを休む・休まないの連絡以外にも何かトラブルが起きたときに、媒介語で話し合いができるというのは重要だと思います。

英語が苦手な人は、他の言語も有効

そうは言っても英語はちょっと無理・・・という方は、他の言語でも大丈夫です。

私は英語より韓国語の方が得意なので、それを韓国の学習者にアピールしています。韓国の学習者とのやりとりは英語を一切使わず韓国語だけで大丈夫ですから、幾分心がラクです(笑)

italkiでは「外国語はできません。日本語だけでお願いします!」という教師より、何かひとつでも他の言語ができる教師の方が需要があることは確かです。

強みを持つという意味で、英語+αのように、他の教師が話せないレアな言語を狙うというのもアリかもしれませんね!

まとめ

英語は必ずしもできなければならない、ということではありませんが、できるにこしたことはないです。

メリットは以下の通り。

  1. ゼロ初級者に対しスムーズに説明ができる
  2. 学習者の精神的な安心感
  3. トラブル発生時に英語で連絡がとれる

ペラペラでなくとも、最低限の英語ができた方がいいですね。

italkiの先生たちを見ていると、もはや「英語はできて当たり前」のようになっていますから、英語以外の言語を身につけて他の教師との差別化を図るのもいいですよね。

私も日々語学の勉強中です!

ABOUT ME
Rin
日本語教師養成講座420h修了。ワーホリで韓国に1年間滞在。帰国後、航空会社に勤務するも2020年コロナによる失業を経験。失業を機に夢だった日本語教師になることを決意。未経験から個人事業主になり完全フリーランスとして日本語を教えています。1年目でトータル1000レッスン達成。フリーランス日本語教師を目指している人に向けての有益な情報や、フリーランスの働き方について発信しています。