こんにちは。フリーランス日本語教師のRinです!
オンライン上で教えていると、いずれは出てくる『実際に会う・会わない問題』。
「リアルで会うのはちょっと・・・」という声も聞いたことがありますから、これは人によって意見はさまざまです。
私はと言うと、できれば会ってみたい!と思う派です。
今私が日本語を教えている生徒さんの中で、同世代の女性の生徒さんたちとはお互いのSNSを交換したりして、友達のように付き合っています。
いつか実際に会えたら楽しいだろうな〜と思っています。そんな中、去年1人の生徒さんが日本へ旅行に来たので、実際に会ってきました。
今回はその時のエピソードを記事にしました。
文化の違いにドギマギ
私にとって、生徒さんとリアルで会うのは初めての経験。
ちょっと言い方は変ですけど「ネットで知り合った人と実際に会うなんて!」みたいな感覚でした(笑)実際は教師と学習者なので、そんな怪しいことはないんですけどね。
さて、ドキドキしながらの対面。
会って早々、文化の違いを肌で体感することに!
それは・・・
挨拶のハグ!!
近い近い近い〜〜〜(笑)
生徒さんの国では当たり前のことですが、パーソナルスペースを大事にする日本人としてはドギマギして変な汗をかいてしまいました。
男性の生徒さんだったので尚更。
でも、今回はハグだけだったので良かったです。両方のほっぺにチュッを交互にするあいさつだったら顔から火が出たかもしれません(笑)
初対面じゃないのに初対面?
この生徒さんとは2年近く毎週レッスンをしていたので、とても仲が良いです。プライベートな話もよくしていたので、友達のように話すことができます。
それなのに、実際に会うとなると緊張!
初対面じゃないのに「あ、初めまして」と言いそうになりました(笑)
少し時間が経てば、いつものレッスンのように楽しく話すことができましたが、会った瞬間はどこかぎこちなさがあって不思議な感覚でした。
やっぱり画面越しで話すのと実際に会うのとはちょっと違うよね。
問題発生!日本語が喋れない?
せっかく日本に旅行で訪れていますから、オール日本語で話そうと思っていました。
でも・・・
あれ?レッスンのときより喋れてないな。
と思ったんです。
この生徒さんはレッスンで会話をするときに、言葉に詰まったりわからない言葉があるとすぐに調べたりノートを見たりしていたんですよね。
それでもスムーズに会話のキャッチボールができていたので、私は何も問題がないと思っていたのですが、いざ実際に会って会話をしてみるとアレレ?と思ったのです。
「レッスンで」話せていたとしても、日常生活で話すための実践力をつけなければ意味がないと、ちょっと考えさせられてしまいました。
わからない言葉を辞書で調べるのはとても大切なことですが、「歩きながら」「食べながら」会話をするときは、いちいち調べられないですよね。そういう時のために、わからない言葉があっても他の言葉に言い換えて言う練習とか、前後の文脈から推測する練習とかが必要なんだな、と思いました。
学習者と実際に会ってみて思ったこと
完全プライベートで会ったのでレッスンではないし、「教師」であることは忘れてもいいと思いましたが、やっぱり教師と学習者であることは変わりありませんから、ところどころ日本語教えたりもしてしまいました。
でも、生徒さんが日本の旅行をとても楽しんでくれていたので、何よりもそれが嬉しかったし、そんな場面に私も一緒にいられてとても光栄でした。
今年、また他の生徒さんが日本に遊びに来るので、会う約束をしています。今からとても楽しみです。
オンライン日本語教師は世界中の学習者に日本語を教えていますから、さまざまな国の人と話したり会ったりできて本当におもしろいです。
生徒さんが日本に遊びに来るだけでなく、いつか私が生徒さんの国に遊びに行って実際に会ってみたいなと思います。