オンライン日本語教師のRinです。
前回の記事では日本語教育能力検定試験の話や、日本語教師の資格について話しました。
検定に合格したり、養成講座を終えても「経験」がないと不安ですよね。
全く経験がないけど、オンライン日本語教師になれるのかな?
という声もよく耳にします。
実は私も全くの未経験からオンライン日本語教師を始めました。もちろん初めは不安もありましたが、今は自信をもって教えることができています。
- 資格は取ったけど経験がないから不安・・・
- そもそも資格を持っていないけど日本語を教えたい!
- 未経験で始める時にどんなことに気をつければいい?
という疑問を持っている人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
どんなベテラン先生も、初めはみんな未経験スタートだよ!
プラットフォームで教える際の資格の有無は重要?
私は現在、語学プラットフォームの「italki(アイトーキ)」で日本語を教えています。italki以外にもさまざまなプラットフォームがありますが、利用者数や使いやすさ、クチコミなどを見てitalkiに決めました。ちなみに複数のプラットフォームを掛け持ちしている先生もいらっしゃいます。
italkiについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
italkiで教える場合、資格を持っている先生は「プロの講師」、資格を持っていない先生は「コミュニティーチューター」という肩書きになります。
この2つについて主な違いはこちらです。
- 登録できるレッスン数
・プロの講師 → 6レッスン
・コミュニティーチューター → 3レッスン - 1コマあたりのレッスン料
・プロの講師 → 10ドル以上
・コミュニティーチューター → 制限なし
特に②について、プロの講師にはレッスン料の下限が設けられています。10ドルより安く設定できないようになっています。未経験から始める先生の中には、資格があるけどあえて「コミュニティーチューター」として登録して安いレッスン料でレッスンを提供し、経験をつむという人もいるようです。
ただ、生徒が先生を探す際に「プロの講師」のみにチェックを付けて検索することができるので、そういった場合にはコミュニティーチューターは検索されなくなってしましますから、資格を持っているのであれば「プロの講師」として登録しておいた方が良いでしょう。
そうは言っても、先生を探す際にどのように検索するかは生徒によって違いますから、コミュニティーチューターでも十分に生徒を集められると思います。
ですから、「プロの講師」か「コミュニティーチューター」かは、どこまで重要じゃないと私は思います。
資格がなくても「コミュニティーチューター」として日本語教師になれます!
未経験だから自信がない・・・はダメ!
italkiで「プロの講師」として教える場合、資格の有無は問われますが経験の有無は問われません。つまり「未経験者歓迎!」ということです。
先ほども書きましたが、どんなベテランの先生でも最初はみんな「未経験」からスタートしています。やる気さえあれば、経験がなくても立派に日本語が教えられます。
一番いけないのは、
未経験だからうまく教えられないなぁ。自信ないなぁ。
とネガティブに考えることです!
その気持ちは生徒さんにも伝わってしまいます。
もし自分が語学教師から語学を学ぶなら、こんな自信がなくてモジモジした先生からは教わりたくないですよね。
もっとポジティブに考えて、
「私は日本語ネイティブなんだから大丈夫!」
「経験はないけど、生徒に寄り添える教師になるんだ!」
「これからいろんなことをたくさん経験しよう!」
と全てプラスにして自信たっぷりの姿で生徒に会いましょう。そのキラキラした姿が生徒にも伝わりますから。
自分にどんな授業ができるかをしっかり考えよう
文法レッスン
「未経験でも大丈夫!」とは言うものの、もし文法を教えるのであれば自分自身で模擬授業を行うなどして準備をしなければなりません。
日本語教師養成講座を修了している人であれば、養成講座内で模擬授業をしたり教授法を学んでいるので、教え方の流れがわかると思います。
養成講座に通っていなくて検定に合格したという人は、「日本語を教える」という実技に触れていない人が多数だと思います。文法を教える前に、実際の授業時間を測って模擬授業をしたり、Youtubeで教え方について少し学んでおくだけでも全然違うと思います。
ちなみに私は、生徒からの突然の質問に答えられない!ということが今でも時々あります。そのような時は焦らず、「お〜それはいい質問ですね!」とか「ちょっと先生の宿題にさせてください」とか正直に言っても問題ありませんよ。焦って間違った答えを言ってしまうよりよっぽどいいです。
生徒さんはそこまで鬼じゃないよ〜
会話レッスン
文法レッスンはハードルが高い・・・という人は、会話レッスンから始めるのがいいです。文法レッスン程、しっかりとした教材や教案は必要ないですし、生徒と楽しく話すのが目的のレッスンですから。
ただ、友達のように話して終わりではなく、間違えた箇所を直してあげたりフィードバックはきちんとしてあげましょう。
会話レッスンについてはこちらの記事を参照してみてください!
まとめ
私は以前、ある日本語学校の書類選考に「未経験」を理由に落ちたことがあります。その時にこう思いました。
誰だって最初は未経験なのに・・・
みんな「未経験」からスタートして、いろいろな経験をして素敵な先生になっていくんです。だから、そんなに怯える必要はありません!私も失敗をたくさんしたし、失敗をしないと大きくなれませんから^^
- 「未経験だから自信がない」はダメ!ポジティブに考えよう
- 自分にはどんなレッスンができるかを考えよう
この記事を読んで、誰かの背中を押すきっかけになれたら嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました♡