こんにちは!
フリーランス日本語教師のRinです。
今回のテーマは「日本語教師の英語力」です。
以前、こんな記事を書きました。
この記事では、「英語はできなくても日本語教師になれるけど、できるに越したことはない」という内容を書きました。
この記事を書いたときから半年近くが経とうとしていますが、最近レッスンをしていて思ったことをまとめていきたいと思います。
英語ができて当たり前?
私が現在使っているプラットフォーム「italki」では、教師の外国語力をプロフィールに載せることができます。
学習者が教師を選ぶときの基準の1つになりますよね。
私も他の言語の先生を探すときに「できれば日本語を少しでも知っている先生がいいな」と思い、フィルターをかけて先生を検索したこともあります。
ただ、私がitalkiで2年くらい教えていて、
英語圏の学習者は、教師のプロフィール上の英語レベル表示をそこまで見ていないのでは!?
と思ったのです。
私は「英語は少しだけできるけど、まだまだ勉強中で難しい言葉はわからない」と正直にプロフィールに載せていますが、実際にレッスンをしている生徒さんたちはそんなのお構いなしにバンバン英語で話しかけてくるのです。
ははぁ〜。さては私たちを「英語ができて当たり前」と思っているな。
しかも1人2人じゃないので、「語学教師=英語ができる」は彼らの中で常識なのかもしれません。
このような経験をしてから「やっぱり英語は必要だ・・・」と思うようになり、少しずつですが英語を勉強しています。
特にオンラインでマンツーマンで教えている場合は英語ができた方がいいと思います。
英語で質問されたときの対処法
もしレッスン中に英語で質問をされて、聞き取れなかったりわからない言葉だったりしたときはどうしますか?
「あ、英語はできません。すみません。」と遮断するわけにはいかないですよね。
できないならできないなりに誠意を持って対応しましょう。
その1:正直に言う
よく聞き取れなかったのに、なんとなく推測してわかったフリをするのは良くありません。
ちょっと待ってくださいね。単語がわからないので調べます!
と言って、わからない英単語をすぐに調べます。これはオンライン日本語教師の良いところですよね。すぐにパソコンで調べられますから。
ゆっくりお願いします!
と言って、もう一度ゆっくり質問してもらう時もあります。
これで怒ってしまう生徒さんはいませんでした。
以前、SNSで「先生なのに英語もできないんですか?英語を勉強した方がいいですよ。」と学習者に言われたという投稿を見たことがあります。
もし私が生徒さんにそのようなことを言われたら、「教師のプロフィールに英語力も載っていますから、英語がペラペラの先生を選んでください」と言うと思います。
教師を見下してくるような人はこっちから願い下げだ!!
その2:日本語で返答する
これはとても効果的で私もレッスンでよくするのですが、英語で質問されたけどわざと日本語で「こういうことですか?」と聞き返します。
すると不思議なことに、生徒さんも頑張って日本語で言い直そうとするんですよね。
おそらくその生徒さんは日本語で言おうと思えば言えるけど自信がないから、英語で言っているのだと思います。
実はこれは、私が以前スペイン語のレッスンを受けた時に実際に体験をして気づいたことです。
私のスペイン語は超初級なので、日本語ができるスペイン人の先生を探してレッスンを受けました。わからないことがあったので、日本語で質問しましたが、その先生は簡単な言葉を使ってスペイン語で答えたんです。
確かにその方がスペイン語に早く慣れることができますよね。媒介語はとても便利ですが、使い過ぎるのはよくありません。
英語で質問されたからと言って、絶対に英語で返さなければならないということではないんですよね。
そう考えるとちょっと気持ちが楽になるね!
まとめ|日本語教師に英語は必要か
教師の教え方のスタイルにもよりますから、答えは1つではありません。ただ、この2年オンラインでレッスンをしてきて、私は英語は必要だと感じました。でも、上級レベルである必要はないかなと思います。
例え英語が苦手で全然できなかったとしても、学んでいる姿勢や理解しようとする姿勢を見せることが大切です。
レッスンで英語を使って教えるかどうかとは関係なく、生徒さんが英語で質問したときにそれを理解できるのが理想的ですよね。初級の生徒さんなら尚更です。
英語に限らず媒介後はとても便利ですから、うまく使いこなせられたらいいですよね。
私も日々勉強!!
最後までお読みいただきありがとうございました♡