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日本語の会話授業ではどんなネタで話す?

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オンラインで日本語を教えている先生たちは、教科書を使って文法を教える他に、教科書を使わずに「フリートーク」という形で会話授業をしている先生も多いと思います。

新米教師

会話のレッスンって、文法レッスンのように教材の準備がいらないから誰にでもできそう!!

というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

実は私もそう思っていました!
でも実際に授業をしてみると、教科書通りに進めていけばいい文法レッスンの方が簡単・・・と感じるように。会話レッスンは教科書もありませんし「正解」がないので、実はとても難しいのです。

この記事では・・・
  1. どんなことを話せばいいの?
  2. ネタ探しはどうやっている?
  3. 気をつけなければいけないことって?

これらの疑問についてまとめていきたいと思います。

会話授業で話す内容の決め方と授業の進め方

先ほども書いたとおり、会話授業には決まった教科書がありませんから、すべて自分でカスタマイズして授業を作らなければなりません。

そのような点で、新人教師にとってはしっかりと教案がある文法レッスンの方がやりやすいと思います。

ここでは私が普段おこなっている会話レッスン2通りの進め方を紹介します。

あらかじめ話すテーマを用意しておく

これが一番簡単ですし、心の準備もできますから、初めての会話レッスンにおすすめです。テーマを決めるのも結構大変だと思いますので、話す内容についてはこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

会話授業で使える!日本語教師が使って良かったフリートークテーマ40選 今日は会話の授業で使えるトークテーマをご紹介します。フリートークの授業って一見簡単そうに見えて、毎回テーマを考えるのが地味に大変なんで...

日本語がすでに中級以上で、どんなテーマでもスムーズに話ができる学習者だったら、こちらがテーマを与えれば話を広げて話すことができます。しかし、まだ会話に慣れていない学習者もいますから、そういった学習者のためにテーマに沿ったオリジナルのスライドを準備するなどして、視覚からもアプローチして会話を促すという方法も有効だと思います。

テーマは決めないで学習者から引き出す

あらかじめテーマを決めていたり、教える文法の範囲が決まっているのに、授業の最初のスモールトークが思いの外盛り上がってしまい、気づいたらレッスン時間の半分が過ぎている!!!

なんていう経験はありませんか?

これを有効活用しましょう。
例えば「週末は楽しく過ごしましたか?」という質問から、どんどん話を広げてフリートークをしていきます。

この方法は教師のあいづちや質問力も重要になってきますが、ガチガチにテーマが決まっているわけではないので、より日常に近い自然な会話ができます。

趣味が自分と合う生徒さんとの場合は、共通の話題で盛り上がることができるし、もし趣味が正反対の生徒さんだったとしても、「それについてよく知らないので詳しく教えてください!」と言えば、そこから話が広がります。

Rin

私はテーマを最初から決めちゃうより、この方法で話し始めるのが好き!

会話授業で気をつけること

会話授業はただ学習者と1時間楽しく話して終わり!ではありません。それなら日本語教師である必要はありませんよね。

もちろん楽しく会話をすることは最重要事項ですが、気を付けるべきポイントも頭に入れておきましょう。

学習者のミスをチェックしてフィードバックをする

学習者と会話をしながらも、正しい日本語が使えているかもしっかり確認しなければなりません。

  1. 文法が正しく使えているか
  2. 語彙は合っているか
  3. 発音やイントネーションは正しいか

など、確認するポイントはたくさんあります。

ただし、いちいち会話を中断して毎回指摘していては学習者のやる気を削いでしまいます。私は学習者が会話に詰まったときや助けを求めたとき以外は、そのまま会話を続けるようにしています。

メモしておいて、レッスン終了後にまとめてフォードバックを送っています。人によってはすぐ訂正して欲しい人もいますから、それは学習者のニーズに合わせて教師のスタイルも変えていけばいいと思います。

教師の話し過ぎに注意する

まずはこちらの会話を見てください。

Rin

この場所に行ってみたいんだけど、行ったことある?

うん、あることはあるんだけど・・・

Rin

えー!!行ったことあるんだ!?どうだった?良かった?

この会話、日本人同士ならごく普通の日常的な会話ですよね。

でも、学習者との場合はどうでしょうか。
「行ったことある?」に対する返事が「あることはあるんだけど」と言っています。その後すぐ教師が質問攻めにしてはいけません

「行ったことあるんだけど・・・」はまだ文章が完成していません。学習者は頭で考えながら文を作っていますから、ここで教師は口を挟まずに待ち続けるのです!!

実はこれ、私がよくやってしまうことで、毎回反省します。

会話が盛り上がってきちゃうとついつい興奮して質問してしまうんですよね。でも「間」をおいて会話をすることがとても大切ですから、焦らずに学習者さんが話してくれることをゆっくりと聞きましょう^^

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まとめ

慣れないうちはとても緊張するフリートークの授業ですが、こちらが楽しい雰囲気を作れば学習者も心を開いてたくさん話してくれますから、そんなに心配することはありませんよ。

最低限のポイントさえ掴んでいれば、誰でも会話授業は可能です。

どうしても不安!という方は会話テーマやスライドを準備して、どんな質問をするかも考えておけば心強いと思います。

一番大切なのは
学習者の話にしっかり耳を傾けること
学習者の話に興味を持つこと

ぜひ、あなただけの楽しい会話授業を作り上げてください♡

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ABOUT ME
Rin
日本語教師養成講座420h修了。ワーホリで韓国に1年間滞在。帰国後、航空会社に勤務するも2020年コロナによる失業を経験。失業を機に夢だった日本語教師になることを決意。未経験から個人事業主になり完全フリーランスとして日本語を教えています。1年目でトータル1000レッスン達成。フリーランス日本語教師を目指している人に向けての有益な情報や、フリーランスの働き方について発信しています。