こんにちは!
毎年この時期は日本語教育能力検定の合格発表ですね。
「受かった!」とか「ダメだった」などのTwitterの投稿を見ると、とても懐かしく思います。
でも、実は私は2回落ちています。
挫折しかけましたが、今こうして日本語教師として仕事をしています。
この記事では、私の体験談や試験の難易度について説明していこうと思います。
日本語教育能力検定試験とはどんな試験?
まず、日本語教師の資格には3つあります。
- 日本語教育能力検定試験に合格する
- 日本語教師養成講座420時間を修了する
- 大学の主専攻または副専攻で日本語教育を学び修了する
上記3つの中でいずれか最低1つが必要とされています。
この試験は1988年から実施されています。
実施は年1回(10月)で、日本語教師を目指す人はこの試験のために1年以上前から勉強している、という人も多いでしょう。
試験が受けられる場所は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の全国7地点です。
試験範囲と内容は?
日本語教育能力検定で出題される範囲は、
- 「社会・文化・地域」
- 「言語と社会」
- 「言語と心理」
- 「言語と教育」
- 「言語一般」
と、かなりの広範囲が出題されます。
ただ単に日本語を教えるための知識だけではなく、日本語の歴史や日本語と多言語の構造など、幅広く出題されます。
マークシート方式の問題の他に、400字程度の記述式問題が1問あります。マークシート問題を完璧に解いても、記述式問題で点数が取れなければ合格は難しいとされています。
難易度はどのぐらい?
日本語教育能力検定の合格率はだいたい20〜30%ぐらいで、決して簡単な試験ではありませんし、しっかり対策をしなければ合格はかなり難しいです。
ただ、受験者の4人に1人は合格していると考えると、事前に準備をしっかりすれば誰でも合格できる可能性がある試験と言っていいでしょう。
と言いつつ、私は落ちたけどね!(笑)
私が日本語教育能力検定を再受験しない理由
さて、日本語教師には3つの資格があるということは上述しましたが、もう一度書きますね。
- 日本語教育能力検定試験に合格する
- 日本語教師養成講座420時間を修了する
- 大学の主専攻または副専攻で日本語教育を学び修了する
私がこの3つの中で当てはまっているのは②番の「日本語教師養成講座420時間修了」のみです。
日本語教育能力検定に2回挑戦しましたが、2回とも不合格でした。
というのも私は長期的に計画をたててコツコツ勉強することが苦手で、「よし!合格するぞ!」と意気込んで勉強を始めるのですが、いつも失速してしまい試験前にあわてて頭に詰め込むという情けない状況になってしまうのです。
3回目の合格を目指し、勉強を始めてはみましたが、その時にふと思ったのです。
日本語教師の資格には3つあるのに、わざわざ辛い思いをして検定合格を目指さなくてもいいんじゃないか・・・?
※これはあくまでも「私の意見」ですから、ふーん、こんな考え方もあるのね程度に読んでくださると嬉しいです。
私は広範囲を計画的に毎日こつこつ勉強するのが苦手なので、苦手な検定対策に時間を使うより、教え方や教授法などの実技・実践について勉強した方がいいんじゃないか、と思ったのです。
それからは検定の勉強をするのをやめ、教案や教材を作ったり、どうやったら学習者によりわかりやすく教えられるかという実技を磨くことに時間を費やすようにしました。
1つ、誤解して欲しくないのは、私は「検定は無駄だ」とは全く思っていません。しっかり勉強して合格した方々は本当に尊敬しますし、私もできることなら検定に合格したかったです。
ただ複数回不合格になり挫折して日本語教師という夢を諦めてしまうくらいなら、検定にこだわらなくてもいいんじゃないかな、と思うのです。
選択肢は1つだけじゃないですから。
とは言っても、いつか余裕ができたらまたチャレンジしたいなぁ〜
まとめ
とにもかくにも、今回合格された方、本当におめでとうございます!努力の賜物です!
今回だめだった方、お疲れ様でした。少し休んでまた挑戦する方や、他の選択肢を考える方、みなさん良い結果になりますように。
また、日本語教師の資格には3つの選択肢がありますが、私のようにフリーランスとしてオンライン日本語教師をする場合は、資格を持っていなくても始められます。
ちなみに私はヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座に通っていました。
興味のある方はこちらから無料で資料請求ができます ^^
今回も最後までお読みいただきありがとうございました♡